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テレビは見てはいけない [アドラー心理学]

「テレビは見てはいけない」がアド仙人さんのブログで紹介されています。
山梨臨床心理と武術の研究所
http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/

うちにはテレビはあるにはあるし、つければ見るには見るのですが
テレビのペースは何となく、というか凄く、遅いと思うのです。
それがまどろっこしい。試しに携帯で録画した番組を
三倍速で見てみたのですが、全然問題ない。

テレビって、少ない情報をいかにふくらませて(もったいぶって)
視聴者に見せるかって考えてるんでしょうね。
イースト菌でふくらませるパンのようなもので、
まあ、パンは美味しくなるからいいんですけど、
番組はどうなんでしょう。

そんなわけで、『見てはいけない』と言われなくても見ないのですが
この本を読むと、なぜそのようなまどろっこしい番組作りになってしまうのか
がよくわかるように書かれています。そこには隠された意図があるんですね。
ここも、原因論で考えているとよくわからないことが
目的論で考えるとよくわかるという、アドラー的な発想が役に立つでしょう。
どういう意図があるかについてはアド仙人さんのページに詳しいですし
もっと興味を持たれたら、是非お読みください。田舎のコンビニにも置いてありました。^^

ところでアド仙人さんご指摘の
脳に視覚野が占める領域は広いので、他の感覚に比べて圧倒的な情報量を扱い、それゆえにこそテレビは他のメディアに比べて絶大な影響力があるといいます。

この部分、これもアドラーは「人間知の心理学」の中で書いています。
つまり、子どもたちが世界像を作り上げるために外界から情報をとりいれる
感覚器官のなかでとりわけ重要なものが『目』である、というのです。
そうしてみると
子どもたちが育つ中で彼の一生涯のThemeとなる世界像が
数十人に限られた作り手のつくったテレビ番組をとおして作られてしまうとしたら!
どうしましょう!!しかもそのテレビ番組、洗脳するんだって・・・







催眠研究会 忘年会 [アドラー心理学]

催眠研究会の忘年会に行ってきた。

そこで、耳鼻科医の先生から
「口呼吸をする子どもが多い」という話をきいた。
口呼吸をすればのどを痛めたり虫歯を増やしたりとろくなことがないらしい。
さらに
睡眠時に口呼吸だと睡眠の質が落ち
授業中の集中力がなくなる。

そういえば昔、母から
「ちゃんと口、結びなさい。」
といわれたものだ。口をぽかんと開けてあほらしかったのだろう。
しつこく言われ(言われるほどぽかんとしていた)
辟易としたものだが、鼻呼吸をさせるためだったのかもしれない。


帰りは催眠の師であるK先生を車で送った。
車の中で、K先生が
「ほめろほめろと言うけれど、あれはだめだな。ほめるの反対にはしかるがある。
ほめられると、しかられることを恐れるようになる。」
なるほどなぁと思う。
アドレリアンは、常識的にほめることを警戒するのだが
K先生は別にアドレリアンというわけではない。
催眠の大家である。
そして「ほめられるとしかられることを恐れる。」という説明は
私は聞いたことがない。
ほめられるための行動はすなわちしかられないための行動だったのだ。

K先生はつぶやく
「ありがとうって言えばいい。それか、感想を素直に言えばいい・・・」

そのあと、内発的動機付けのことについて、話しているうちに先生のお宅についた。

・・・がまんがまん [アドラー心理学]

届いた・・・
アメリカから直輸入!(円高ですからね~)
開けたい・・・
でもまだまだ・・・

おあずけです。

mind flex.jpg

学校の目的 [教室]

学校にどうしていかなければならないのでしょう。
いじめっ子のいる学校に行かなければならない子どももいるでしょう。
勉強がわからず、つらい子どももいるでしょう。

私自身、いじめられたこともありますし
勉強がよくわからないでつらかったこともありました。
厳しい学校の先生が怖くて行きたくなかったこともありました。

だからそんなときは
「何で学校なんてあるんだ」
と、恨めしく思ったことが何度もありました。

では、何で学校はあるのでしょう。
私がその答えとして一番腑に落ちたのは
大江健三郎の「自分の木の下で」でした。

この本で説明される「学校の目的」は
アドラー心理学で言うところの「共同体感覚」ではないかと思います。

学校の目的がふっとわかってくると
子どもたちに何をどのように伝えていったらいいのかが
とてもよくわかるような気がします。
そしてそれがしっかりしていると
ぶれないのでしょう。

教師たるもの、学校の目的を
子どもたちにわかるように説明できなければ
あるいは
授業を通してそれが感じられるようにしなければ
いけないなぁと思います。

今度もう少しじっくり考えて見たいと思います。






小さなおくりもの [教室]

今日学校に行くと、
誕生日兼、クリスマスプレゼントが
クラスの子どもから届いた。

yamane.jpg

小さなヤマネが二匹
フェルトでできている。
二人の子どもの手作りだ。

ありがとう!

嬉しい~♪


手のひらにのせると、そこからほんのり温かい。







心の雨の日の過ごし方 [アドラー心理学]

ヒューマン・ギルドの岩井俊憲先生の本が出た。

『心の雨の日の過ごし方』





経絡指圧の先生から陰と陽についてのお話を聞いたことがある。
陰陽と聞けば、あの太極図(タウンアンドカントリー)だが、
太極図からもわかるように、陰あって陽であり、陽あって陰である。
どちらかが良くて、どちらかが悪いというものではないらしい。

陰と陽(例えば月と太陽、女と男、雨の日と晴れの日)の相対する二つの働きが
世界を作り出すという。

そういえば
陰陽の哲学から生まれたという囲碁。

囲碁の世界はまさに陰陽相まみえての勝負の世界でありまた、
白黒、両者の協働による創造の世界でもある。

囲碁好きな息子が、ネットで対戦しながら
例えば黒を持ったときは、
「白になって考えてみよ~」と独り言を言う。
なるほどな、と息子に教わる。


心の雨の日・・・つまり陰の日だが
陰の日は陽の日のためにあるのだろう。
また、陽の日は、陰の日のためにあるのだろう。

どちらかが良くてどちらかが悪いというものではないと言うこと・・・

陰の時、「陽になって考えてみよ~」
陰の今が陽の未来のどこの役に立つのかがわかるのかもしれない。






ヒューマン・ギルドに行ってきました [アドラー心理学]

結局
帰宅したのは23時を回っていました。
今年最後のヒューマン・ギルドだったわけですが
朝の学習会から、忘年会(途中まで)まで
たっぷりアドラー漬けでした。

アドラー心理学を学んで特に収穫だと思うことは
いろいろな人に出会えると言うことでしょうか。
とくに
S校長先生とは、ここのところ何度も研修でご一緒でき
お話をする度に
「カウンセリングも教育も、結局は人柄だなぁ」
とつくづく感じました。
「優しく、かつ毅然としていること」
ルールとリレーションがバランスよく存在しているクラスは
居心地の良いクラスで、それを目指すわけですが
教師の中に、それが取り入れられていないと
土台、無理なのでしょうね。

忘年会・・・途中まででしたが、楽しかった~



今日はヒューマン・ギルド [アドラー心理学]

P1000230.jpg今日も月に一度のアドラー漬け~
朝の学習会(9時半~10時45分)は『現代に生きるアドラー心理学-分析的認知行動心理学を学ぶ』の輪読です。
続くお昼までのゼミナールは岩井俊憲先生自らがご担当。お得ですね。
午後はカウンセリング演習で徹底的にトレーニング。今日のクラス会議学習会はヒューマン・ギルドの忘年会のためお休みです。
電車は相模湖を過ぎました。

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薪は一本だと燃えない [田舎暮らし]

薪は、一本だけ燃そうとしても
不思議なことに燃えないのはご存じでしょうか?

一本だけだとどういう訳かくすぶっているだけで
炎を上げて燃え上がることはないんです。

ところが
くすぶっているところにもう一本薪をくべると
あら不思議~♪

ぼっ!

と、勢いよく燃え上がるんですね。

きっと空気の流れが複雑になるからだとおもうんですが
なぜ複雑になると燃えるのかは・・・

わからないですね~
ご存じの方、教えてください。

この話・・・(笑)
結婚式とかのスピーチで使えません?
学校でも使えるかもしれませんね。

gohan.jpg

さて
土鍋でご飯炊きました。
もちろん薪ストーブで
美味しい~
「ご飯が光ってる!」とか
「お米が立ってる!」とか
炊飯器の宣伝じゃないけど
土鍋、すごいです。
こうなると、もっといい土鍋ほしくなるんですが
あるんですね、ご飯専用土鍋・・・
うち蓋がついてるのがいいですね。
湯気が勢いよく噴き出してストーブを汚すのでこれ、いいアイディアです。



買っちゃおうかどうしようか・・・

いい話~課題の分離 [教室]

特別支援学級の子どもが、全校郵便の配達をしてくれる。
特別支援教室へ葉書をもらいに行き、ポストに投函すると
相手のクラスまで届けてくれるのだ。

私のクラスの一人が葉書を二枚出した。

相手は同じクラスの仲のいい友達である。

しかし内容は深刻だった。
特別支援学級の子どもたちではなく、支援学級担任が直接私に届けてくれた。
「ちょっと内容が内容なので、先生に見せてからと思って。」

仲の良かった二人からいじめられている。 あなたのことは好きなのに、どうして二人になるといじめるの? もとのように仲良くなりたい。


私は書いた本人を呼び、尋ねた。
「悲しいことがあるみたいだね。このことを解決するのに、先生の手助けがいるかな?それとも、このまま葉書を渡して、自分で問題を解決してみる?」
すると
「二人に葉書を渡してみて、もしもうまくいかなかったら、先生に言います。」
と答えてくれた。
「よく、正直に自分の気持ちを書いたね。とても勇気があると思います。それに先生の手は借りないで、自分でやってみようとしている。先生はとても嬉しいです。」
というと、彼女はこらえていた大粒の涙をこぼした。
「もう悲しいことじゃないと思うよ。解決できるようにがんばろうとしているんだから。きっともとのような仲良しになるよ。」

もちろん問題は、その日のうちに解決した。
「先生、もうAちゃんもBちゃんも優しくしてくれるから大丈夫。」

明日にでも、AちゃんBちゃんを勇気づけよう。
友達の信頼の葉書に誠実に応えたふたりを心から尊敬する。
たいしたものだ・・・

教員やってて良かったぁ~

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