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不登校について [アドラー心理学]

今日は教育相談の研究会があって
不登校について議論があった。

テーマは「休みはじめた子どもにどのように対応するか。」

十把一絡げにこうだという正解はない。
でも、手順はあると思う。

まず、その子どもと対等な関係、相互尊敬相互信頼の関係、に
ある(が築ける,を築こうと思える)人がたとえ担任でなくても対応した方がいいと思う。
不登校の状態は、その子どもが人間関係に失敗したと思い、それに向かう勇気をくじかれた
状態だといえる。
だからこそ
2者関係から出発し直す必要があり、相手は誰でもいいわけではない。
(この人とだったらうまくいくという自信が第一目標)

そのためにはまず、できていることに注目することと、その子どもの関心に関心を持つこと。
つまりリソース探しである。

たとえ不登校の状態であったとしても、できていることは結構ある。
たとえば一日数時間学校に来られているとか、保健室や図書室だったらいられるとか、
月曜以外ならこられるとか・・・。
あるいは、家で何か仕事ができているとか、近所の誰それさんとは話ができるとか・・・
「学校に行ける、行けない」以外の物差しももち、それらを評価したい。
目に見える形で、これもできてる、あれもできていると積み重ねていく。
ポケモンのゲームをクリアできただって十分である。
「え?どうやってクリアしたの?」と聞けば、色々教えてくれるだろう。
彼の自尊感情はいやが上にも向上する。
確かに、教員なのだから学校にはきてほしい。しかしそれだけで判断、評価されてしまう相手とはラポールは築けまい。それが一番苦手なのだから!
だからこそ、子どもの関心に関心を持つ。
それが絵であったり、工作であったり、スポーツであったり、漫画であったり
コンピュータゲームであったりするだろう。それらにつきあえるようだったらしめたものである。
その中で、少しのルールを徐々に提案し、守るよう勇気づけ、ルールの中で楽しめるようにする。
(この人もOK、自分もOKの状態、ができる。→自信「この人とだったら大丈夫」)

休みはじめた子どもにまずすることはこんなことだろうか。

今日は本当は日記指導のことについて書くつもりだった。
明日、書きます。






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