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跳び箱を跳ぼう [教室]

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跳び箱が跳べるか否かは、メンタルな面でほとんど決まる。
目の前に迫り来る四角く茶色い物体を跳び越える・・・。
がんばろうと思って、助走をつければつけるほど恐怖心は高まる。

跳べない子どもが3人いた。
もっとも跳べない子どもを呼んだ。
「まっすぐ立ってみて・・・らくーに目をつぶって、そうそうそうそう
先生が後ろでこう、ちゃんと支えてるから大丈夫、そう、後ろに倒れようと思わなくても
すーっと、後ろに倒れるでしょう。そうそう、上手だね・・・」
教育催眠の指導をうけ、跳び箱の授業で使ってみたのである。
後倒を2,3回行うと、だいぶ力が抜けた。
「そうそう、上手だね。もうらくーに力が抜けてるよ。目を開けてみて。
ほら跳び箱が見えるでしょう。もう大丈夫、とーんっと簡単に跳べるよ。
踏切をトーンとね。」
もう後、一言二言、言ってから、跳ばせてみた。
おしりをポーンとたたくと、すっと跳べた。
毎回どっかりと、跳び箱に腰を下ろしていた子どもが
いとも簡単に跳ぶことができた。
「先生、こんどはケツたたかないで!」
「先生、今度は4段にしてみて!」
その子どもにつれて、他の二人も、どんどん跳んでしまう。
3人のちょっと体格のいい男の子たちが抱き合って喜んだ。

できない、という思い込みがどれだけブレーキになるのか目の当たりにした。
催眠の教育現場での応用が有効であると感じた。

師匠!できました!






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