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教育課程研究指定校事業 算数とへき地教育 [教室]

今日は東京へ
教育課程研究指定校事業なるものに参加してきました。

場所はなんと航空会館
かつて空を飛んでいた頃は日本航空協会に所属していたのでした。

それはさておき、
午前中は図工の部会に漏れ、算数の部会に・・・
熊本の小学校から
ねらいを明確にするために、ねらいが達成できたときの具体的な姿を
「ねらう言葉」としてとらえたところがおもしろいと思いました。
つまり、ねらう言葉が子どもたちから出たときに、ねらいは達成できたと
評価できるというものです。
これは、問題解決のイメージを持つことを大切にする
カウンセリングと同じ発想ですね。
ルーブリック評価も同じようなものでしょう。
ねらい、つまり目標の一致、やっぱり大切ですね。
午後はへき地教育の部会に・・・
全国へき地教育研究大会で発表したのがつい昨日のように思い出されます。
やはり大切なのはコミュニケーション
実は、へき地は大人数でのコミュニケーションが望めないものの
自分が話さなければ、自分が聞かなければという、少人数ならではの
必然があって、コミュニケーション能力の育成にはかえってアドバンテージで
ある面もあるのです・・・。
小中の連携(と言うよりも、小中一貫)で中学生とも日常的にコミュニケーションが
とれるように工夫したり、地域の方々との密度の濃い対話の機会を設けたりと
様々なチャレンジが発表されました。

言語活動、コミュニケーション能力、表現力、読解力・・・
肝は実は「受容」(あえていいました)

それにしても寒いです・・現在23時の外気温マイナス9度
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うちに帰ってみると [教室]

うちに帰ってみると
こんな素敵なものが届いていました。

DVD.jpg

4年生の時に受け持った子どもたちの
卒業記念DVD
温かい言葉も添えられていました。
時を越えて昨日のことのように思い出します。

そういえば今日,この子たちと使った教科書
光村の国語四年上 を探していたのです。
今は改訂になって他の詩にかわってしまいましたが
「ぼく」という詩

れ みんなぼくなんだ  ぼくという宇宙なんだ

文句なしの自己肯定

教室から宇宙へ,広げていくことでかえって
存在感が増していく,そんな詩でした。



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読書感想文はどうして書くのか?③ [教室]

先日、心の発達総合支援センターでの研修で
近藤直司先生の講演会があった。
広汎性発達障害の大人のアセスメントについてだったが
その中で近藤先生が読書感想文について触れられた。
どうやら、井上ひさしも、感想文などを書くよりも
日常の出来事の朝から晩までを時系列に沿って
記した方がよっぽど文章力がつく、と言っていたようで、
最近、見られるようになった、ほんの紹介文を書くような
方がよいのではないかと、指摘されていた。

実は、ベタに読書感想文を書かせるような単元は
今の小学校の国語にはない。
(まさに、近藤先生のおっしゃる、本の紹介をいろいろな形でするように工夫されている。)
読書感想文は
長期休業中に、本に親しんでもらうことを目的として
読書感想文が課題になる学校が多い。
最近では、読書感想文と理科の自由研究のどちらかを選択して
取り組むように勧める学校も少なくないのではないだろうか?
「どのように感じたか、思ったか?」といった
抽象的思考が特に苦手な、発達障害のある子供にとっては
理科自由研究の選択肢があるのは救いだろう。
しかし、私たち大人も、ともすると自分の感じたこと(感情)を
言葉にするのは、なかなか難しい。
カウンセリングをしていても、どちらかというと思考は言葉にしやすいが
感情はうまく言葉にできないことが多い。
課題としてはともかくとして、自分の感情を言葉にする練習はしてもよいだろうし
感情レベルでの共感的なつながりは、より人間関係を豊かにするだろう。
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なぜ学ぶのか [教室]

今日,来年度の研修の計画を立てていて
同僚が「楽しいから学ぶのだと思う。」
といっていて,それは幸せなことだと思うのと同時に
「ではなぜ楽しいと思うの?」と聞きたくなりました。
(実際には聞かなかったけれど)
学ぶ楽しさはなんなのか?
「わからなかったことがわかると楽しい」
というけれど
では
「なぜわかると楽しいのか?」
とききたいし,「わかるということはどういう事なのか?」
考えたいと思うのです。
そういう意味で大江健三郎の「自分の木の下で」
が,ヒントをくれると思っています。
3月にヒューマン・ギルドのゼミナール(3月20日)でそのあたりのお話を
参加者とディスカッションしたいと考えています。

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呼気で排出される炭素の量 [教室]

昨年の12月24日(クリスマスですね)は
人間ドックでした。
そこで「肥満の入り口」と言われました。
まあ,入り口だし,年も年ですから当たり前のことなのですが
当たり前にダイエットにも関心を持ちました。

さて
私はひねくれているのか,カロリーベースでダイエットを考えることに
違和感を感じていたのです。
それは,食べ物がエネルギーにかわるということがウソっぽいと思ったのです。
食べ物を消化してエネルギーが生まれるわけですが,
食べ物が消えてなくなって,エネルギーに変わるわけではない。
食べ物は姿を変えることはあっても消えることはないはずです。
質量保存の法則・・・
(そう考えていたとき,E=MC^2が頭をかすめ混乱しましたがちょっと調べてみたらどうやらこれは
消化とは関係ない?ようだったのでちょっと脇に置いておこうと思っています。)

カロリーベースではなく,炭素ベースで考えてみたら?と思ったのです。
身体に取り入れられる食べ物の重さ分だけ重くなり
排出される重さ分だけ軽くなるはずです。
エネルギーはあくまでも副産物・・・
食べ物はどう姿を変えるか。
まず水分が搾り取られます。
イメージとしては,カップヌードルの具・・・案外と炭素なんて少ないもんだ
その炭素うちの一部が糖として身体に取り入れられ
消化されない炭素(繊維など?)は残った水分と一緒に排泄されます。
吸収された炭素はミトコンドリアでめでたく酸化されて,二酸化炭素になって呼気として排出される。
つまり

収支は

収入の部
食べ物や飲み物

支出の部
汗 尿 便 呼気

この収支の差で黒字なら太る,赤字ならやせる
赤字を続けて理想体重になったら,収支をそろえればいい・・・
そんな風に考えたのです。

炭素が身体の中に入ったり出たりしながら
身体の中ではエネルギーが作られ
私たちは生きている。

僕の好きなフォークシンガーの歌
出して,入れて,入れ~て,出して,筒~のようなこの身体,
出して,入れて,入れ~て,出して,筒~のようにつつがなく~♪


そこで呼気によってどれくらいの炭素が排出されるでしょう?
一日の量を計算しました。(非常におおざっぱに)
呼気に含まれる二酸化炭素 4%
一回の呼吸の量   500ml
空気の重さ     1.3g/1000ml
呼吸の回数     1分16回
CとOの重さの比  12:16
16×60×24= 23040
23040×0.5= 11520
11520×1.3×0.04× 0.25= 149.76

一日,安静に呼吸していて排出される炭素は149.76グラムでした・・・
結構多くないですか?
ん?あってるかなぁ?式,計算違う?・・・
運動してたらどうなんだろう?

こういう考え方って・・・間違ってるのかなぁ?

でですね・・・
炭素は世の中的にはお金に替わるんです。
金属のやりとりもありますが
圧倒的に炭素
そしてそれから生まれるエネルギーを買ったり売ったりして
私たちは生きている。







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ちょっとひねくれた学力感・・・ [教室]

PISAの結果が少し改善されたとのこと・・・

インタラクティブ・フォーカシングの研修の帰り,鈍行電車の中で
アド仙人さんに私の考えを聞いてもらいました。

そもそも悪名高き「ゆとり教育」は
「四本足ニワトリ」を大学生が描いたところあたりが出発点だったような気がします。
詰め込み教育で,受験学力に偏重し,受験が終われば雲散霧消してしまう
そんな学力に対する激しい反省から,生活科・・・総合的な学習と体験に基づいた生きた学力を
身につけさせたいと考えたのではなかったのでしょうか・・・。
ゆとり教育の中では
何度も失敗と試行錯誤を繰り返させ,一人一人が気づき,納得がいくまで
学ばせる,「本当の学力」を身につけることを目指していたのではなかったでしょうか?
学ぶ楽しさを味わわせることを目指していたのではなかったでしょうか?

私は,そういった意味で今でも「ゆとり教育」に賛成です。
いえいえ,今だからこそ「ゆとり教育」が必要だと思っています。

アド仙人さんにつぶやいた,ひねくれた学力感
「いま,学力が騒がれているのは,作られた危機感。目的は少子化のあおりを食らう教育産業保護のため。ゆとり教育では塾や予備校,通信添削は食えない。学力で追い込めば高校中退者が増え通信制の高校っていう産業も活気づく・・・。」

そういえば「お勉強」型のテレビ番組の多いこと多いこと
マスコミも教育産業とタイアップ?

そんなことを考えていると
大好きだった瀬戸内海の直島も
なんだか色あせていきます・・・

私は「ゆとり教育」こそPISA型の学力に直結していると思っています。
タグ:PISA 学力
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児童会選挙 [教室]

息子が児童会役員選挙に立候補
するそうだ。

当選しても落選しても
学んで欲しいことは山ほどある。
でも
よくぞ立候補。それだけで充分尊敬に値する。

以前担任をしていた頃は
立候補する子どもたちに,次のような順で演説を考えるように指導した。
①どんな学校にしたいのか?(明るく楽しい,など)
②そうなったら学校はどのようになっているのか?(学年関係なく,男女関係なく,仲のいい友達ができるなど)
③そのようにするために,何をしたいと思っているのか。
④全校のみんなには何を協力してもらえばいいのか。

投票する側には
①どんな学校にしたいのか
②そうなったら学校はどのようになっているのか?
を考え,自分の考えに最も近い人を選び
③そのようにするための方法
に賛成できるかどうかで,投票するよう指導した。

選挙は
民主主義の基本を学ぶ絶好の機会だと思う。
クラス会議の発展系としての児童会や,児童会役員選挙ができたらいいなぁ








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美美美・・・桜美 [教室]

昨日は附属中学校の授業研究で
今日は長野へ,中学校を美術館にしてしまうアートプロジェクトを見に行ってきました。
論より証拠・・・
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中学生らしいたのしい表現がいっぱいでした。
このプロジェクト「桜美」は中学生とアーティストが一緒になって
学校中を美術館にしてしまおうというもの。
保護者の方から地域の人まで沢山の人が見に来ていました。




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授業! [教室]

今日は久しぶりの授業でした。
小学4年生に,自己肯定感を高める道徳授業。
たんにいいところを探すのではなく
欠点にもあえて焦点を当てて,良さも悪さもひっくるめてOKが出せる
そんなところを目指して授業をしました。
それでも
まずは第一歩,自分の中によいところと悪いところがあって
それは友達もみんなそうなんだという事に気付けばいいかと考えました。
ところが何人かの子どもはワークシートに
「いいところも悪いところも両方あるんだ。そうでなければいけないと思った。」
そんな風に書いてくれました。

教室に入るなり,握手を求めてきてくれた子どもたち,たった一時間の授業でしたが
道徳の授業を通して,子どもたちの心に触れる事のできた,すばらしい時間でした。

「また来てください」と書いてくれた子どもがいました。
約束はできないのですが,できれば,また授業をしてみたい,そう思っています。
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自己肯定感をはぐくむ道徳授業 [教室]

今日は久しぶりの学校でした。
来週「自己肯定感をはぐくむ道徳授業」をさせていただく
学校に,授業の内容の説明と,事前アンケートを渡しにに行きました。
全くの飛び込みで授業を1時間する経験は初めてです。
しかも久しぶりの教壇・・・どんな子どもたちなのでしょう。
来週が楽しみです。

帰りがけにサッカーボールをもった少年。
私が通りがかるなり,急にリフティングを始めました。
なかなかうまいので
「うまいね~」というと
とても嬉しそうに,でも
「うまくないです・・・」なんて言っていました。

花壇で綿花が育っていてこぼれそうな綿の花が咲いていました。

学校ってやっぱりいいなぁと思いました。





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