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日記 [教室]

日記を書くということは
自分と向き合う時間をもつということに他ならない。
自分の日常を、自分の言葉で書くことによって
メタ認知が鍛えられる。


アドレリアンならば
自分の行動や思考、感情のパターン、ライフスタイルを日記で
見つけ出すこともできるだろう。

教室ではこの日記を継続的に書くよう勇気づけるために
色々と工夫をしている。

まずは、書かれた日記に必ず目を通し、コメントを書く。
そのコメントはもちろん、勇気づけの言葉でありたい。
毎日見るのは無理なので、空き時間のある曜日に提出してもらい
集中してコメントを返す。

次にすることは、子どもたちから「公開」しても良いものを募り
コピーする。
それをファイルし教室の後ろに置いておく。
読みたい子どもはいつでも読めるのだが、
読んだ感想を付箋紙に書いて貼れるようにもした。
これはブログやミクシィと同じ発想である。
「・・・誰もまだ書いてくれない・・・」
と今日公開したばかりの日記にぼやく子ども。
「あ、今書こうと思ってたんだけど時間がなくなっちゃったから明日書くね。」
とすかさずフォローする子ども。

また、読書日記なども良い。
これは光村の国語の教科書でもあつかわれているが
アマゾンや楽天などの書評に通じる。
「それ、僕も読んだけど、すごく怖いよね。」
など一言コメントがかえってくることもある。

継続をはかるためには、ブログの「カテゴリー」を
取り入れるといい。
私はこのブログではカテゴリーを3つ(教室・アドラー心理学・田舎暮らし)
つくっているが、もしかしたら、釣りやスキー、建築などの趣味のカテゴリーも加わるかもしれない。
カテゴリーを設定することによって、世界を見る目ができあがる。
日常の中で、見つめる視点ができるのである。
子どもたちには、「日記の種」と称して、「自然のこと」「家族のこと」「いらついたこと」
などこちらから提案したり、考えさせたりして、カテゴリーを沢山あげた。
このことで「書くことがない」というのはずいぶん減った。

繰り返しになるが、
書くことがあると言うことは、視点が定まっていると言うこと。
ブログを書くようになって日が浅いが、自分の日常を言語化することで
どこに向かっており、どの地点にいるのかが以前よりも明確になってきたように感じる。

明日は跳び箱の授業での勇気づけ。
カテゴリーは「教室」



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