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いじめの構造・・・ [教室]

森口朗氏の『いじめの構造』



を読みました。

精神分析学や心理学は神秘的要素が多く「心の文学的解釈」という側面があるので(「そういう一派が大きな力をもっているので」というべきでしょうか),「いじめの発生のメカニズム」はいつまでたっても解明できないかもしれません。

ふむふむ,アドラー心理学は,「そういう一派」ではなさそうだぞ・・・

学校の目的にしても,私が重視する「共同体意識の涵養」を,「中間団体による全体主義」として全否定しています。

おや?「共同体意識」だって・・・。「共同体感覚」ならアドラー心理学の概念だけど,定義を聞いてみたいですね。是非。それに全体主義との関連については,よくヒューマン・ギルドとか,アドラー心理学ベーシック講座とかで議論になる,あれでしょうね・・・。でも学校の目的が「共同体意識の涵養」っていうのは賛成。いいぞいいぞ。
また,いじめを,一貫して原因論ではなく目的論で論じているところにも大賛成。だけどスクールカーストの上昇や下降だけがその目的ではないよなぁ・・・。あまりに単純化しすぎているように思うのですがどうでしょう。

ちょっと先を読み続けたくなくなった,とても問題の一文

「どんなクラスにも嫌われ者はいます。」


・・・



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