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廊下を走るな! [アドラー心理学]

永遠の課題(笑)

「廊下を走るな!」


否定文の目標は効果がないといいますが
効果がないばかりか
「廊下を走る」までがインプットされ
「な!」は省略されてしまうようです。
つまり
「廊下を走る」というほうがイメージされる。
結果として廊下を走ってしまう。
「廊下を走れ!」と言っているのと同じ結果になってしまうのです。
(ルールを破って思いっきり走る快感から走る場合もあるのでしょうが)
せめて廊下を走らないようにしたいのならば
「廊下は静かに歩きましょう・・・」と声をかけた方が良さそうです。
(もちろんすぐにその行動を止めたいときは別ですが)

私は繰り返される否定文を使った指示は、
不適切な行動をかえって起こさせてしまう「暗示」として働くと思っています。
「~してはいけない」「~してはいけない」
が繰り返されると、してはいけない行動がかえって増えてしまうのではないか
増えないまでも、いざというときにそういう行動が起こってしまうのではないかと思うのです。

「~さん、事故起こさないでくださいね~。気をつけてくださいね~」
そんな声かけをしょっちゅうされたら、なんか事故を起こしてしまいそうで怖くありませんか?
声をかける本人は、もちろん心配してのことだと思いますが、
無邪気に逆の暗示をかけていることに気づかずにいるのは恐ろしいことでもあります。

車酔いもそうですね。
「酔いやすい人~前の席に来てくださいね~♪」
これだけでアウトです。
これは否定文ではありませんが、酔わないように、よかれと思っての配慮かもしれませんが
「う~わたしは酔いやすい~」という暗示が入ってしまいます。

いわゆる「ダメ出し」もそう・・・
「ダメだし」についてはまた後日書きますね。


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