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教師のメタ認知 [教室]

ikedaさんはコメントに
「いつも違う答えの求め方があるはずだ」
と考えていたと書いてくれました。
これ、私の今年のテーマ「メタ認知」ですね。

この自分の思考パターンを知ること、これは学習者にとっても
大切なことですが、何よりも教える側が、どのような思考パターン
認知パターンをもっているのか?情報を受け取るのにもっとも得意な器官は
「視覚」か「聴覚」か「触覚運動」か?をとらえていること=教師のメタ認知は
大変重要だと思います。

例えば視覚優位の教師は
図や表などを多く使って説明しようとするでしょうし
聴覚優位の教師は
言葉で説明することに重きを置くでしょう。
また、触覚運動型の教師は・・・・
そう・・・体験を重視するでしょう。

A「ハイ、よく見て!」
B「ハイ、よく聞いて!」
C「ホラ、やってごらん・・・やって見なきゃわからないでしょう。」

A「先生のやっていることをよく見て覚えなさい。」
B「人の話をしっかり聞いていないから、わからなくなるんでしょっ」
C「そうそう、失敗は成功のもと、まずは挑戦してみないとね。」

ついつい、自分の得意なパターンで偏って指導していることはないでしょうか。
私は、じつはC触覚運動型なので、とりあえずやらせてみる、というパターンが多いように思います。
経験重視ですね。
ただ、気をつけなければいけないのは、あだ花的に経験させて、それで終わってしまわないようにしないと
「視覚優位」「聴覚優位」の子どもは不満足でしょうし学習としても不十分です。
視覚的に、聴覚的に落とし込む、言葉でまとめたり図形的、量的にとらえさせたりする
経験の前に予想させる、など、実は当たり前のことですがそれらが軽くならないように
意識する必要があるでしょう。
逆に「聴覚優位」の教師は説明がやたら多く、経験する時間が短かったりするのかもしれません。

教え方、にもアドラー心理学で言う「ライフスタイル」が非常に影響していると思います。
やはり、ヒューマン・ギルドへ行き、教育分析を受けるなど、
「自分を知る」努力と勇気が必要だと思っています。

学校評価の季節・・・保護者の皆さんの、子どもたちの、評価も教師が「自分を知る」ための大事な
ツールなのですが、やはりドキドキです(^_^;)

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かたこ

障害を持っている子どもの指導は、特に自分のやり方を押しつけないように気を付けないといけないと思います。その子の考え方や、認知の仕方に偏りがあるので、定型発達の子どもは、なんとか先生にあわせることができますが、他人の思考方法について行けないので、全く学習になっていないということがあるからです。これからも気を付けよう。・・反省。
by かたこ (2010-02-01 22:24) 

kaburanoie

かたこ様
コメントありがとうございます。
なるほど,障害を持つこどもは,ついて行けずに困っている場合が,多々あるのでしょうね。一人一人の偏りに合わせた指導をするのはとてもむずかしいことだと思います。私も,自分の,また,子どもたちの,認知のしかたの違いを意識しながらの授業を考えていきたいと思います。なにかよいアイディアなどありましたら,お聞かせ下さい。
by kaburanoie (2010-02-02 21:03) 

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