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マングローブ 2 [教室]

4月に石垣島のお土産にいただいたマングローブ

初めに出た二枚の葉っぱは枯れ落ちて
一本の棒のようになってしまいました。

「ダメか~,せっかく芽が出たのに・・・。」

と思っていたのですがその後しばらくすると新たに一組の葉っぱが出てきて

その2枚は枯れずに,次の一組も出て,今では計,4枚になりました。

甲府が熱帯気候になった証拠でしょうか。

9月になってますます元気,もう一組葉っぱが出てきそうです・・・。

そういえば,棒状のものはタネ

つまり初めの一組は・・・双葉?。

みんな元気かな・・・運動会見に行くよ!

mangu.jpg
4月


manngu2.jpg
9月
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学校の(教育の)目的 [教室]

学校はなぜあるのでしょう?
教育の目的はなんでしょう?
学校と塾や予備校とはどこが違うのでしょう?


教育の目的は,人それぞれ,バラバラで構わないでしょうか?

私はそれではいけないと思っています。

(教育基本法)
第一章 教育の目的及び理念 (教育の目的) 第一条 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。




この目指すところは,少なくとも一致していなければいけないと思うのですがどうでしょう?

学校はなんのためにあるのか,
塾や予備校との違いについて
今度のクラス会議学習会で議論できたらなぁと思っています。

クラス会議学習会は,9月23日(木)神楽坂のヒューマン・ギルドで
夕方5時30分から行います。






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国語の教科書(光村)は面白い③~三年とうげ [教室]

認知行動療法の講座が夏休みにありました。
私も運営を担当しながら,アドラー心理学との共通点が多いことに驚いたり
なるほどなぁ~と感心させられることもたくさんあった2日間でした。

さて,認知行動療法と国語の教科書(光村)との関係ですが
ズバリ「三年とうげ」・・・これ,認知行動療法そのものではないかと思うのですがどうでしょう。

三年とうげはこんなおはなし・・・ 昔あるところに三年とうげと呼ばれる峠があって そこで転ぶと,さぁたいへん,3年きりしか生きられないというのです。 だから村人はみんな,その峠を通るときには絶対に転ばないように おそるおそる,慎重に通っていたものでした。 ところがある日,美しい景色に見とれていたおじいさんは 暮れかけた日に慌ててしまい,なんと転んでしまったのです。 おじいさんはもうすっかり恐ろしくなり布団をかぶって寝てしまい 食べ物も食べず,そのまま病気になってしまいました。 そこへ見舞いに来た水車屋(なぜ?)のトルトリという青年が 「いっぺん転べば3年生きられるんだろ?じゃあ,何度も転べば長生きできるじゃないか」 というのです。それを聞いたおじいさんは飛び起きて三年峠へ出かけていき 何度も何度も転んで,元気になったというお話・・・

トルトリはおじいさんの認知をまず変えるわけですね。
「三年きりしか生きられない。」→「三年生きられる。」
そして実際に峠に行き,転ぶことで(行動することで)
「十ぺん転べば三十年,百ぺん転べば三百年」
と認知と行動がぐるぐるまるで水車のように(だから?)
まわって,すってんころりん転がり続けて,すっかり病気が治ってしまう。

一般にマイナスのイメージかある「転ぶ」という行動に
3年生きられるという,プラスの意味づけをする。
これは認知行動療法の手法でもあるし
アドラー心理学の,勇気づけでもあるといえるなぁと思うのです。

失敗を恐れ,前に進めなくなっているときに読んでみたい物語です。

ところで,トルトリはどうして水車屋なんでしょう?






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カッターも包丁も・・・ [教室]

図工・美術の研修の時,
受講生で新採用の先生が10枚ほど重ねた画用紙をカッターで切るのに苦労していました。
見ると,カッター,動いていない。
つまり下へ,押し切ろうとしているのです。
だからうまく切ることができず,最後には残った端の部分を手でちぎる始末・・・。
ちょっと惨めな感じの絵本。
「苦労しましたね。お寿司屋さんとかで,包丁,引いて切りますよね。動いてないと刃物は切れませんよ。」
と言って,焦らず力をあまり入れず,スッスッと手前に引くことを考えて切ってみるようにアドバイスしました。


「あ,きれますね~」
だって・・・。
カッターも包丁も,のこぎりも,スキーも?
動く刃物は切れるのです。

教室の子どももそうですね。
早く切りたいから,下の方向に強く押しつける・・・。
グキグキイイ・・・。
アブナイ

のこぎりもそう,下に押しつけるから,材料が動く。だからまっすぐ引けない・・・。

スーッとね。のこぎりだって刃物だからね。スーって感じ。

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連携 [教室]

学校内・外の連携がいかに大切か
幼保,小・中・高の連携がいかに大切か
このことについて異論を唱える人はまずいないと思います。
でも
その障壁となっているものの一つに
偏見と不信があると思います。
先日もマスコミでずいぶん児童相談所がたたかれていました。
某テレビ番組ではさんざん児相をやり玉に挙げたあげく,コメンテーターが暴言(失言)を吐き
翌日からそのニュースについては一切触れないというお粗末な姿をさらしていました,が
学校に対する偏見ばかりでなく,
児相に対する偏見もずいぶんマスコミはあおってきました。


実は先日,児相や病院など,学校が連携を図る必要のある諸機関の方々が一堂に会する
機会があり,そこに参加することができました。
そこで感じたことは「一番大切なのは,お互いの信頼関係である」ということです。
それぞれの場で努力されている皆さんのお話を伺いつくづく感じました。
相互信頼・相互尊敬,対等の関係がもて,協力して課題解決に当たるという発想が
とても大切になってきます。
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ロープの先 [教室]

7月末に
伊藤美奈子先生の研修がありました。
慶応の教授・・・きっと恐れ多く近づきがたいオーラを発しているかと思いきや

とても,普通でした。
スクールカウンセラーも続けていらっしゃるそうで,事例についても話されました。
それもうまくいった話ばかりではなく,苦労した話などがどんどん出て,
自ら「失敗を平気で言い合える職員室がいいですね。」
とおっしゃるように,とても親しみやすい等身大の方でした。


「ロープの先」
というたとえ話があり,ロープの先には先生がいる,ということが
不登校の子どもの支えになるというお話でした。
ぐいぐい引っぱり寄せるのでもなく
手を離してしまうのでもなく・・・
いつもつながっているという安心感のもてる人が一人でもいたら
それが大きな自信になるのでしょうね。





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違和感・・・ [教室]

気になる言葉・・・

先日NHKラジオ第1で気象予報士が

「きめ細やかな・・・・」

といっていて,いつも感じていた違和感をやっぱり感じた。

「きめ細やか」はないだろう

「きめこまか」だろう。

この誤用,教員もよく使う「きめ細やかな指導」

きめ は 木の目のこと,それは細かいだろうけれど細やかではない。


もう一つ・・・・


これは自信ない。だって指導要領に書かれている言葉だから!

「コミュニケーションを図る」

普通じゃん・・・

でも,

コミュニケーションって図るものなのだろうか?

場合によっては使うだろう。

「顧客を逃さないために積極的にコミュニケーションを図っていこう。」

でも

「いきいきとコミュニケーションを図る児童・・・」

違和感を感じるのは私だけだろうか?


さらに・・・(用法の正誤ではないが)

今朝のNHKラジオ第1のニュース

「民主党の大敗を『日本の同盟国』アメリカはどのようにとらえているのでしょう。」

そうなんだろうけど,いつもわざわざ断ったっけ?


なぜ自分はそこにこだわるのかを見てみても面白い。




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鏑木良夫氏講演 [教室]

鏑木良夫氏の講演を聴いた。

認知心理学に基づいた「教えて考える授業」を提唱する実践家だ。



かの,市川伸一氏




の研究の実践的裏付けをされてきた先生

子どもたちが自ら学ぶ土台作りをどのようにされてきたのかがとてもわかりやすく話された。

算数の学習でたいせつな
ハ・・・早い
カ・・・簡単
セ・・・正確
は,例えば算数で,様々な解法の中からなぜその方法で答えを求めるかの根拠となる。

以前私も,水道方式の五二進法について当ブログで
やや批判的に書いたのも,このハカセで説明できる。
(もちろん,十進法の前段階としての五二進法はありだと思うが・・・)

鏑木氏の教師に対する要求水準は高い。
私がアドラー心理学を通して知り合った埼玉の先生方の中からも
鏑木氏の講演から感じる「授業」に対するプロ意識の高さを感じていた。

ただ一点
気になったことがある。
「具体的に指示を出す。」これは教員の基本だ。
しかし
集会でやかましい中学生に
「静かにしなさい」の代わりに「口を閉じなさい」はいかがなものか。
もちろん,例示された中学生の場合は,そのレベルだったのかもしれない。
しかし
「静かにしなさい」が中学生になってまで通じないようでは困る。
保育園ではない。
「お口にチャック」ではない。

「みんなが本当に静かになると『シーン』という音が聞こえてくるよ。
『シーン』って聞こえるぐらい静かになってごらん。」
そう指導された先輩がいた。

静かを味わえるようでいたい。





タグ:認知心理学
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国語の教科書(光村)は面白い② [教室]

国語の教科書の②です。
光村の国語の教科書の中でも秀逸なのが2年生
その中でも「お手紙」は名作中の名作。



アーノルド・ローベル「ふたりはいつも」のがまくんとかえるくんの物語の一つです。
ちょっと幼稚ながまくんとやさしいかえるくんのユーモラスで心温まる物語です。
でも,今日紹介するのは同じアーノルド・ローベルの作品の中でもっとも好きな
「ふくろうくん」のなかの「なみだのおちゃ」です。
ふくろうはしょっきだなから ゆわかしをとりだしました。「ぼくこんばんなみだでおちゃをいれようっと」と いいました。

それからふくろうくんはつぎつぎと悲しい出来事を思い出して,涙を湯沸かしにためていきます。
涙でいっぱいになった湯沸かしでお茶を入れて飲むのですが,満足げにお茶を飲むふくろうくんが
何とも愛らしい。
一つ一つのお話が,ふくろうくんの孤独を優しく見つめ,「孤独=不幸」ではない,「ひとりぼっち」に
よりそう本だとおもうのです。
「かなしさ」「わびしさ」「暗さ」「孤独」「さびしさ」それをお茶にして飲んでしまう。
「かなしさ」を取り込み,それと一体になり,目を背けるのではなくあじわう。
「暗さ」を忌み嫌った私たちの世代(高度成長の申し子)はふくろうくんから教えられることが
多いのかもしれません。

そういえば訳者の三木卓さんの書かれた「海辺で」はふくろうくんの大人版のような感じがします。

確か・・・三木卓さんは私の高校の同級生のお父さんだったかと・・・。





関係ないですが,今日は特別な日なので日刊ゲンダイ,買ってきました。
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国語の教科書(光村)は面白い① [教室]

久しぶりに教室ネタ・・・
というのも,ここのところ以前担任していた子どもたちから次々に手紙が届き
もうすでに懐かしい存在になっている教室が一気によみがえってきたからでした。

どうしてこう次々と手紙が届くのかというと・・・
手紙の書き方を勉強する時期だからなのです。
授業で「誰かに手紙を書いてみましょう。」
ということになったのでしょう。
そんなときに,私を思い出してくれたなんて,なんと幸せなことでしょう。

例えば5年生などは見学のお願いが題材なのですが
結構大人でも勉強になります。
国語の教科書,なかなか面白いです。

さて,今日から時々国語の教科書シリーズで書いてみたいと思います。
今日は「サクラソウとトラマルハナバチ」(光村 5年上)
サクラソウと言っても,栽培種のそれではなく,野生のサクラソウ。
葉が厚く,しっかりとした茎に淡いピンク色の花を段々に咲かせます。
このサクラソウも絶滅が危惧されているようです。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/sakurasou.html

このサクラソウのが実を結び子孫を残すためには,トラマルハナバチという蜂が必要です。
同じ仲間に花粉を運んでもらうために,長い舌をもつ虫だけが蜜を吸えるような花の形をしている
からなのです。つまり,トラマルハナバチの口の形はサクラソウにぴったり合っていると言うことです。

サクラソウがタネを実らせるためには,トラマルハナバチがいなければなりません。トラマルハナバチ が生きていくためには,サクラソウはもちろん,その他の花々,またネズミがいなければなりません。 このように,生き物はみなつながり合っているのです。つまり,サクラソウを絶滅から守るためには, サクラソウだけを保護するのでは不十分です。お互いにつながり合って生きている生き物たちの全体 を守っていかなければならないのです。


子どもたちには『つながり合って生きている』ものを他にも探させてみたいものだと思います。
探していくうちに
「なんだ,みんなつながり合ってるじゃん。」という原理に気づくのではないでしょうか。
そこで投げかけたい質問・・・
「じゃあ,人間は?」

生物のフードチェーンのつながりから一人はぐれてしまった孤独な人間に気づくかもしれません。

人間だってやっぱり他の生き物とつながり合って生きていると,感じる子どももいるかもしれません。

人間同士がつながり合わなきゃと思う子どももいるかもしれません。

いろいろな気づきがこの教材から広がりそうです。
私は個人的に,共同体感覚を思い浮かべます。

一人では生きてはいけない。

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