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タイムスリップ [心理学]

山梨県と長野県の境、南牧村にストローハットというレストランがある。
店の内部には観葉植物がたくさんおかれ、
照明はやや暗め、金属部がブロンズ調だ。
お客さんが入ってくると、カランカランとドアベルが鳴り
昭和後半の雰囲気満点。
いつも前を通るたび、案外とお客さんが多いので、いつか入ってみたいと思っていたが
素通りばかりしていた。

店の雰囲気もさることながら
手作りのフィットチーネはとても美味しかった。

タイムスリップのついでに
教育と医学という雑誌の20年以上前のものを店で読んだ。
その中で面白かったのが
丹頂の雛を育てる天才の話。
傷ついた雛を人工的に育てるのだが
その飼育係は、男だが、丹頂にとっては母親。
最後には親離れするようにと、丹頂ととっくみあいまでするそうである。

あまりに母性を発揮しすぎ、その飼育係の胸がふくらんだとか!?

会いたくなったら、今度は飼育係が傷つく。
すると、丹頂は上空からそれを見つけ、さっと舞い降りるそうである。
会いたいからといって、わざと傷つくこともないだろうが
母親と子どもの絆は、人間だけのものではないし
動物から学ぶところも、多い。
ちょっとかび臭い、古い雑誌を読んでいると、
また、カランカランとドアベルが鳴った。



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