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ダメ出し・・・ [アドラー心理学]

今日はダメだしの怖さについて

すべてのダメ出しを否定するわけではありません。
いざというときには、その子どもに自分の否定的な部分にも
向き合ってもらわなければならないときはあると思います。
こういう場合の正対のさせ方については時を改めて考えたいと思いますが
「何度言ったらわかるの!」型のダメ出しは
自分でもわかっているけれどやめられない、止められない状態に
オートマチックになってしまっているのかもしれません。
このオートマチックな状態に陥るからくりについて考えてみたいと思います。


「ほら、また散らかして」
「ほら、また間違えた」
「何でいつもいつも遅れるの」
「ダメじゃない」
「愚図ね」
「だらしないなぁ」
このようなダメ出しが親や教師からもしもされているとしたら、
これらはその子どもにとっての暗示に他なりません。
繰り返されるたびに
「また散らかす」
「また間違える」
「いつも遅れる」
「ダメ」
「愚図」
「だらしない」
というメッセージがその子どもに届きます。
これらの言葉は、はじめは外から浴びせられるものですが
次第にそれは、内言化されていきます。
内言とは、頻繁に自分に対して自分で語りかける言葉です。
「また散らかした」
「また間違えた」
「いつも遅れるんだ」
「ダメ」
「愚図」
「だらしねーなぁ」
こんな言葉をいつもいつも自分に言い聞かせてしまうようになるのです。
すると「そうなりたくない」のに、無意識的にそういう言葉に合わせた自分になっていくのです。
自分で自分に、無意識的に暗示をかけてしまうので、これほど強力なものはありません。

「クレヨンしんちゃん」のエンディングテーマで「ダメダメダメダメ・・・・」
っていうのが確かありましたね。


今日はここまで・・・


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