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だから・・・ [アドラー心理学]

アドラー派のカウンセリングでは「感情をあつかわない」のですね。
(昨日の岡目八目の続きです。)

では学校ではどうしているでしょう?
例えば泣いている子どもがいたとしたら、
私は「すっとんで」は行きません。(けがをしているなどは別です。)
目の端にとらえつつ、普通に話ができるようになるまで待ちます。
また、泣いて訴えてきたときなども
たいてい「ずいぶん悲しそうだね。何があったのかな?」
「泣かないでお話しができるようになったら、ゆっくり聞かせてね。」
といいます。(次の休み時間とか、放課後とか・・・)

そしてどういう経過でそのような問題が起こったのか、
できるだけ言葉で説明させ、それを黒板に図示していきます。
「誰がどうしてどうなった」といった感じです。
(これはアド仙人さんのカウンセリングからヒントを得ました。)
すると、黒板に図示することで、その問題を第三者的な目線で見られるようになってくるのです。
そこに、その子どもを泣かせた相手の子どもも呼ぶようにします。
そうすると、黒板の前の、その子、相手、私の3者が黒板に現れた「問題」に立ち向かう仲間になるのです。
「この問題がこれから起こらないようにするために~さんにできることはあるかな?~さんにできることはあるかな?」と二人に尋ねます。
二人は問題解決のための主人公になります。
それと同時に、
問題に対して感情的には巻き込まれない
「岡目八目」になれるのですから、いいアイディアがきっと出てきます。
子どもはたいしたものです。信じましょう。






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