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心のままに [アドラー心理学]

ちょっと古い映画なのですが
「心のままに」をレンタルDVDで観ました。



主人公のMr.Jones(Richard Gere)は双極性障がい(躁鬱病)なのですが
ツーバイフォーの建築現場で屋根梁に上がり両手を広げ旅客機と一緒に飛ぼうとする姿は,やっぱり梁にあがり,かけやでぶったたいてその音を森中に響かせて悦に入っていた自分と重なりました。
ピアノ売り場のシーン・・・そこでは岩井氏が「心の雨の日の過ごし方」で書いている



「陽中の陰」を見事に表しているように感じました。

昔に比べ,寂しさやわびしさ,孤独を味わう機会が減っていると言います。
そういえば,「豆腐屋のラッパが鳴って,日が沈んでいく夕暮れの寂しさにきゅーん」
なんていう,「あたりまえのさびしさ」もあまり見あたらなくなってしまいました。
寂しさを味わうことができないから,『陰』に向き合えなくなってきたとも聞きました。

経絡指圧では腹のことを,「陰中の陰」もっとも大切な部分で,そこで
虚実を観るのだと言います。
寂しい時間に一人背中を丸めて「陰中の陰」からのつぶやきに耳を傾けるのも
いいのかもしれません。

「心のままに」はヒューマン・ギルドの講座でも紹介されたものです。
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いいことあるぞ

>昔に比べ,寂しさやわびしさ,孤独を味わう機会が減っていると言います。
ほんとうにそうですね。昔は、しみじみと孤独を味わったものですが…。賑やかな町、常にのぞいている携帯電話、、ひとりで何かを考える機会が減っているようです。
雪の中一人で歩く吹雪の中の道や、荒れ狂った波がドドーンと打ち寄せる日本海を見ながら、自分が、ここにいるという事を感じられた孤独もまた大事なものだったと感じます。
今の子供はどうなんでしょうか。
by いいことあるぞ (2010-05-28 18:55) 

蕪

そうですね~。
寂しくてたまらず,家に走って帰るとか・・・
そんな当たり前のことがとても大切なのでしょうね。
『暗い』ことが悪いことだと言い始めたのは
私たちの?世代からかもしれませんね。
by (2010-05-28 23:53) 

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